44:終電 [短歌]
吾と君を引き裂く如く鳴るベルが
雨に消さるる水無月の夜
雨に消さるる水無月の夜
終電のベルが鳴り響く
貴方がそっと手を降った
姿が見えなくなるまで
最後の最後まで
それこそ電車が出るが出るまで
雨の音にも負けず
ベルが鳴り響く
音が消えてしまえばよいのに
電車なんか出なきゃ良いのに
そんなことを想いつつ
今日も彼に手を振る
明日また逢えるよね
2008-09-09 22:40
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